失われた「もう死なないで準一」看板

 「もう死なないで準一」看板。かつて確かに存在したその看板の真実とは何なのか?それを探るため、オカルト商売人は現地へと飛んだ。
 
 現場は国道246号線、善波峠付近である。オカルト商売人は月に何度かこの善波峠を車で通るのだが、改めて注意深く走ってみると、この峠にあるものが極端に多く設置されていることに気が付いた。




交通事故防止の看板である。




「スピード落とせ」
「死亡事故発生現場」
等など・・・


 東名高速の下をくぐったあたりから善波場トンネル入り口までの往復区間で、約30ヶ所も設置されている。
 この辺りは混雑する区間を抜け、信号が少なくなるためスピードが出やすい。そのうえ道が緩やかなカーブを描いているために、ドライバーが錯覚を起こしやすいのかもしれない。
 更に国道246号線は大型トラックの往来も多く、長い上り坂では後続車のムリな追越しを招きやすい。事実この区間では登坂車線の長さが何度も変更されてきた経緯がある。
 一方秦野方面から走ってくれば長い下坂で、当然追突事故が多くなる。


「もう死なないで・・・」の善波峠は、実際に交通事故の多発している「魔の峠」だったのである。


 つまり「もう死なないで・・・」の看板も、都市伝説に登場するような交通事故と何らかの関係があると考えてまったく不思議は無いのである。

 更に近辺の様子を見ると、国道246号線の激しい交通量とは対照的に、歩道にはほとんど人影が無く、人家や商店もまばらであり、かなり寂しい印象を受ける。


 この魔の善波峠に、かつて確かに存在した 「もう死なないで準一」看板。

 オカルト商売人は現地調査により、ついにその存在の痕跡を見つけたのである!

失われた「もう死なないで準一」看板その3へ


現場は国道246号線沿いである



交通事故が多発している



車の交通量は非常に多いが
人の通行はほとんど無い


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